・“キミ”をどう解釈したらいいのか分からない・・・
  → 自己と他者、その間の境界線のようなものも強く感じるので、僕=自己、キミ=他者、という大きなくくりの意味が含まれているんじゃないかなぁと。あくまでも自己解釈。

・赤の使い方が鮮烈だなあ
  → 赤は強い色なので使うのが難しい色ですね(個人的にはピンクで代用することが多い)。青みがかった赤と黄みがかった赤では、発するものが違ってきて、この曲には少し黄みがかった赤が必要と思ってそれがまたしっくりきました。ほえほえさんの前の曲の映像も、青+赤だったことに途中で気がついて、確かに透明感(鋭さ)+温かさはほえほえさんの曲から受けるイメージなのでひとり合点。

・やはりオサレPの絵か!
  → なぜこんなに作風変えてるのにわかる?

・PVの意味は深い
  → 結構いろんなもの奥まで詰め込んでるんですけど、じわじわ伝われば嬉しい。

・読書人数多いな
  → 「一人きりで電車に揺られて」のところで、少年の後ろの乗客全員本を読んでるんですが、孤独感って周りにたくさん人がいる時の方が痛烈に感じるもので、そんなことを描きたくて。

・最後の演出も良かった
  → 賛否あるかなぁと思って覚悟を決めてましたが、そう言っていただけて良かった。

・さすがおされP・・・くそかこいい!曲も凄い
  → くそうれしい!

・銀河鉄道の夜思い出した 泣ける
  → そこに繋がったかぁ。文学繋がり。宮沢賢治もいいですねぇ。

・実写良い
  → 実写部分はほえほえさんの撮影・編集です!

・オサレP芸風広すぎ!
  → 作風と言わず芸風と言われたのがなんか嬉しい。

・一匹だけ飛び立たなかった鳩がいたね
  → そうなんです!杖をトンッとした瞬間。個人的には希望を込めました。

・『檸檬』
  → 非文学少女だったので、動画内のタイトルコメントもこのタイトルは聞いた事はあるなぁというくらいで冴えた反応もできないのですが、これまで読んだ小説でどれが自分にとって一番だったかと考えたら『檸檬』が浮かぶ。十代後半(ちょうど得体の知れない塊に押さえつけられていた頃)に読んで、埃っぽい灰色の中檸檬の鮮やかさと梶井基次郎の異質な視点が忘れられずいまだ心のどっかにある。たぶん初めて小説で共感した。

・『ノルウェイの森』
  → もひとつ小説。「村上春樹の小説、そんなに好きじゃないんだよなぁ」と言いながら、友人に村上春樹好きが多いのでどこからともなく本が巡ってくる。読むとたいてい具合が悪くなって、言葉が脳みそにべったり沈着して、一週間くらい頭から離れなくて四六時中考えて考えてぐったりする。エネルギーを全部吸い取られたような。誰かが作った何かによって、そんな精神状態になるのは村上春樹の小説以外にはないので、自分にとってすごい存在なんだろうと思う。こういうのを文学体験っていうんだろうか。好きじゃないんだよなぁ、と自分に必死に言い聞かせながら、また全身全霊?で読むんだろうなぁ。

・どこ走ってるの!www
  → (最後の電車が空に浮かんでいるシーンに対して)そのまんまなツッコミすぎるw

・絶望先生みたいな絵だ
  → 読んだことないんですが、機会があれば読んでみます。

・ミクオさん?
  → 今回はミクは全く意識していないんですが、気がついたら髪型がミクっぽかった。

・目だけなのに感情とかが伝わってくる
  → そうなればいいなぁと思ったので嬉しい。

・目の大きさ違う
  → 最小限の要素で生の人間を描くにはどうしたらいいかなぁと考えてあのような目に。よく左右の目が違うのは本音と建前っていいますけれど、私も免許証の顔写真の左右を半分ずつ隠したら別人になります。片方が指名手配犯で片方は菩薩のような。そんなに本音と建前使い分けてるつもりないけれど、というか建前なんてすぐ見抜けるし見抜かれるし。まぁでも必要なものではあると思う。何が言いたいのか自分でもわからなくなった。

・ここで飛べないのがまたいい
  → たぶんあそこで飛んだらファンタジーで終わってしまうので。どんなにぶっ飛んだ映像が頭に浮かぼうとも、自分が作るもののベースは現実なので。

・オサレPも進化してないか?
  → 過去にやった表現を惰性で繰り返さないということを自分に課しているので。あんまりこうやって縛り付けるのはよくないんですけどね。そもそも進化することがいいことかはわからないです。

・挙手のシーンが素敵だった
  → あー嬉しい。このシーンは、背後で乗客が全員本を読んでいるシーンと並んで、ちょっと象徴的なシーンです。演劇的手法っぽいなぁと思いながら、自分らしいなぁと思いながら。

・星新一ショートショートの世界
  → 自分が作った他の動画でもこのコメントはいただくのですが、自分では意識はしてないというか、星新一で読んだ事があるのは『ボッコちゃん』くらいで。直に影響は受けていないですが、星新一から影響を受けた人たちから自分は影響を受けているという可能性は高そう。隔世的な。

・自殺したの!?
  → (最後のシーンに対して)これは大事な部分なので言ってもいいかな。自殺はしてません。

・おじいさんだったんだよ、はじめから
  → おおおおおおお。

・何かを悟った人は年老いたくなる。
  → おおおおおおおおおおおお。ビリビリきた。

・かってに改蔵みたい
  → これ絶望先生と同じ方なのですね。ここまで言われたら読まないと。

・目が ねこぢる
  → あああああこれは。制作最中にもふと思いました。影響は否定しませんが、でもあの目は他の誰かが真似出来るものじゃないと思ってる。あの目は圧倒的。で、自分ではこの目の根源はつげ義春だと思ってます。『初茸がり』という作品に出てくる少年の純粋な目を見て、目だけでこんなに感情を表現できるんだということを知りました。

・オサレPはいろいろあるな〜
  → いろいろあるのはなんにもないに等しい。でもそれでいい。なんにもなくなればいい。空になりたい。どれだけそう願ってもなくならないものはある。

・なんか人生に甘えてる感じで嫌な歌だわ
  → この反応はまさに『人間失格』を読んだ人のひとつの反応と全く同じで、もう一方では相当に曲の中に引き込まれて共鳴している人がいるので、それだけ曲に訴えかける力があるっていうことだろうなぁと。凄いことだと思う。

・こんな憂鬱さえ今は持ち得ないよ・・
  → うん。この言葉は深い。

・スカイクロラに絵がすごく似てる、特に人が
  → 言われてみれば。でも直に影響は受けてない。

・オサレPで来たのに・・・・・・曲も歌詞も神な件
  → にやり。

・この人は鬱を乗り切ったんだね
  → 鬱だったのだろうか、それを乗り切ったのだろうか、そうやっていろんなことがあって、生きてる。

・手が離せない・・・。
  → 個人的には、手を離せなかったというよりは、自分の手でしっかり握って行く(何かにしがみついてでも自分で生きてく)覚悟のようなものもこめました。

・この人酔わないのかな?逆むいて
  → (逆走する電車に少年ひとり立っているシーン)これも率直なツッコミすぎる。ドキドキするw

・電車が逆走するのが繊細でイイ
  → 良く観てるなぁ。嬉しい。

・残像がいい感じ
  → 映像をいじくりたおして、あ、これだと思って。

・太宰治はお年寄りにならなかった。
  → うん。そう。そこ。

・ 画像がP3のOPに似すぎw
  → ほお。探してみたけどわからなかった。

・透明な気持ちになる
  → 最初に曲を聴いた時に透明感を感じたので映像でそれを壊さないようにと思って。良かった。

・生きることを選んだ人
  → うん。

・個人的には少年はとりたてた才能がなかったから生きてるんじゃないかと
  → あーなるほど。才能の問題は難しい。

・corre!
  → まさかのスペイン語。国際的だなぁ。

・buen trabajo! pero no me gusta los pajaros blancos...
  → ネットの翻訳機能を使うと「良い仕事!私が、白い鳥が好きでない...」。つまり「GJ!でも白い鳥が好きじゃないんだ・・・orz」という感じかな。それにしてもネットで簡単に翻訳できちゃうんだから凄い時代になったなぁ。いずれ語学の勉強なんてしなくても、海外の人と通じ合える日がくるんだろうなぁ。

・最後を悲観的に捕らえているのは自分だけ?
  → 「最後のシーンに希望を見いだす人と、逆に絶望する人と、分かれそうな気がします」と、ラストシーンの構想を伝えた時にほえほえさんから出た言葉を思い出します。たぶんその時の精神状態、年齢、経験してきたこと等によって動画のラストに対する感じ方は変わるんじゃないかと思ってます。個人的にはラストに希望をしっかりこめていますが、それはあくまでも今の私にとっての希望であり、誰かにとっては絶望かもしれないなとは思います。でもたとえ今絶望でも数年後には感じ方は変わっているはずだと、そういうことも動画に含めています。個人的には自分が年老いて最期に、20代の自分が作ったこの動画を観てどう思うのかが気がかりです。

・生きることを選んだというより、「死ねなかった」人だな
  → うん。

・昔文学が担っていたのものはいまいずこ
  → いまやネットの中かなぁ(もちろんまだネットの外にも存在すると思うが。)文学の本質って、面白いストーリーねぇとか心理描写が素晴らしいわねぇとか文体が美しいわねぇとかよりも、社会の問題点を作家がえぐったりめくったりして、その作品(他人の目)を通して読者は気づきがあったり自己確認をしたり(それは文学だけじゃなくて、芸術とか科学とかももろもろ)、それって、割とネットの中で人が日常的にやってる行為というか(人の文章読んだり人が作った動画みたり)、ただ、ネットは全体的に楽な方に流れやすいというか、自分にとって心地いいものしか見ないで済むというか、そこがどうなのかなとは思う。/人間と人間がコミュニケーションをとる中で、うまく伝わらない部分が確実にあって(自分の100%を他人はわかってくれない)、それが心に空洞として存在して、その空洞を埋めたくて文学とか音楽とかもろもろは存在したんじゃないかと。で、ネットにもその空洞を埋めてくれるんじゃないかという魅力があったのは確かだろうなと。/相変わらず文章下手ですみません。自分はうまく言葉で表現できないからたぶん音楽を欲して、そして動画を作ってるんだと思う。おお、うまくオチた。

・宇宙→月→空、だんだん想像が身近になってるような
  → おおおおおおおおおお。凄い感覚。いい。

・就職したくない
  → 確かにいろんなものを失うかもしれないけれどいろんなことがわかってくる。わかりすぎてつらくなるかもしれないけれど、知らないで自己だけを大切にして生きていくよりいいと思う。就職して一度ボロボロと崩れた私が実感こめて偉そうなこと言ってみる。

・踏み出せない自分の限界を直視したやるせなさを感じる
  → うん。

・うん、CRAWL思った
  → 他にも似ているというコメント多かったです。CRAWL素晴らしいです。電車の描写が似ているのは偶然で、本質はそれぞれ違うと思います。もちろん他の古川さんの作品も素晴らしい。曲も映像も本物。/(ちなみに自分の電車の描写のイメージの根源は、松本大洋の「何も始まらなかった一日の終わりに」という作品の中で男が自転車で飛ぶシーンがあって、それに影響されて勢い、電車が空を飛ぶマンガを描いたことがあって(まぁ若かりし頃の自己満足マンガですけど)、そのイメージがまだ自分の中であって、そこからきてます。)

・MMDトレス?
  → MMDにはとても興味があるのですが、Macなのでなかなか手をだせなくて、結局いつもFlashで制作してます。

・音楽と映像を切り離せないと感じるくらい一つの動画としてよくできているなぁ
  → うわぁ。でもこれって映像作品としてはいいかもしれないんですが、音楽にとってはいいことなのかは正直わからないところなんです。

・PVと相まって思春期の寂寥感がよく表現されているなあ
  → だてに思春期を乗り越えてきてないっていうことで。嬉しい。

・曲は綺麗で好きだがPVは好かない
  → 素直な意見ありがとうです。スルーされるよりずっと嬉しい。例えば、絵を前にして、技術の上手い下手でしか評価できない人(パースが狂ってるとか)を私はあまり信用しないけれど、好き嫌いをはっきり言える人は尊敬します。それに好き嫌いは人間にとって大事な感覚だろうなぁと思うので。

 

 
 

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