1年経って。
 
 

動画を作り始めてから1年。感慨深いので書いてみる。


2本目をアップしたあと、不意に『1年で1ダース』という言葉が浮かんで
『イヤ無理でしょ』と自分にツッコんでから、早1年。
自然な流れで作った結果の1ダース。
ひとりで黙々と作っていたら1年続けられなかったと思う。
声をかけていただいたりいろんな出会いがあったり
コメントしてくれる方がいたりして続けてこれたと思っています。
本当に本当にありがとうございます。
言いたいのは実はこれだけだったのですけど、1年の中で思った個人的なことも少し。



数年前、社会人になって仕事に忙殺するようになって、
何も感じ取れなくなって、個人的な創作行為が一切出来なくなって
もう何かが自分の中から沸き上がってくることとか、誰かに伝えたい何かとか、
絵を描いたり、表現したり、そういうこと2度と起こらないんだろうなと思っていたので
今、曲を聴いてこんなにたくさんのものが溢れてくることに泣きそうになる。

動画を作る動機は、その曲を聴いて見た景色を映像にしてみたいとか
曲をもっとたくさんの人に聴いてもらいたいとか、そういう想いなのですが、同時に
自分が過去に失ったものを、動画を作りながら必死に取り返そうとしてるんじゃないかとふと思って。
(でも、失ったものはないことにも気づかせてもらいました。
あの頃の挫折や不安も含めて今に繋がっている。 )

最近、動画の中で、繰り返し同じモチーフや表情が出てきてしまうなぁと気づきはじめて
作れば作るほど、自分の癖とか表現の限界とかがあらわになって
自分が今まで何を考えてどう生きてきたかを突きつけられるようで。
それを個性というにはまだ自分は甘くて、もっと自分を外まで追いつめて
どうにもそれ以上いけない壁の前で、ごめんなさいもう無理です、 と振り返った時に
そこに存在するのが個性なんじゃないかと。
というか個性なんて自分で考えても意味ないや。



この1年の一番の変化は、虫が平気になったこと。
動画と関係なさすぎてびっくりなんですけど
自分の中では天地がひっくり返るくらいの出来事で
二十数年虫が異常なほど苦手で、小さい虫でも部屋に現れたら
しばらくその部屋に居られないくらいだったのに
最近はむしろ優しく逃がしてあげたり共存したりできるように。
苦手なものが平気になる瞬間って何が作用してるんだろか。
それが何かとても重要なことのような気がするのです。
それと人は変われるということも。

いろんなところに思考が飛んだり、同時に二つのことを考えたり
論理が破綻して読みにくくてごめんなさい。 ということで
この先どこに向かうのか自分でもわからないですが
自然にまかせていこうと思ってます。

あといくつ作れるだろうか。
全てに感謝しながら。



2009.10

オサレP
 
 

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