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2009年末、今年もニコニコ動画で楽しませてもらったなぁとしみじみ思っていたところで
コマさんにこの動画制作のお話をいただいて、喜んで思いを込めて作った。
個人的なことだけれど、アカウントが無ければ中に入れない（密閉された）場所に馴染めた経験がないので
ニコニコ動画も本能的にずっと避けていた。
ある日、ちょっとしたきっかけから勢いニコニコ動画に足を踏み入れて
いきなり衝撃を受けたのは「中二の俺がスーパーマリオブラザーズを頑張って耳コピしてみた」。
ゲームのプレイ動画と一緒に、そのゲームの曲を耳コピした曲が流れる。
微妙に音がズレていたり、微妙に別な曲に聴こえてきたり
（プレイしてる動画がヘッポコな感じでハラハラさせられて、でも実は上手いんじゃないかと思わせる終始妙な感覚）
これ自体でも十分面白いものだと思うのだけれど
流れてくるコメントによってこの動画は変化し続けているんだろうなと思った。
個人が作った動画の、面白いところを発見する人が出てきて
ああそうだよね、ああそれ面白いと、その発見を共有する人が出てきて、どんどん動画が大きくなっていく感じ。
動画が生きてる感じがして、もっとニコニコ動画の奥を見てみたいなと思って———今に至る。
個人的なマイリストの一番上には今もこの動画。
また前置きが長くなったけど
それからまもなく初音ミクに辿り着き、１年以上もニコニコ動画を見たり見てもらったりしてるわけで
馴染んでいるかはわからないけれど、楽しいし刺激を受けるし自分も作りたいと思わされる。
今でも、アカウントなんてとっぱらってオープンに誰でも簡単に見れるようになればいいのにと思いつつ
それでも他のオープンな場所に行かずにここにいるのは
作り手の熱のようなものが近くに感じられること、
見る側の熱のようなものが時間を飛び越えて感じられること、
真剣に楽しんでいる人たちがいること、
そこからエネルギーをもらっていること。
（あとクリエイティブコモンズ的な自由さがあることも大きい。）
枯れかかっていた自分に再び水分を与えてくれた場所へ
多大な感謝をこめて、この動画に参加させてもらいました。いろいろありがとう。
2010.01
オサレP
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